九州#72)23日目 まとめ

23日目 合志市〜みやま市 まとめ

今日は細切れにUPしたので、ここで纏めます、

昨日はぐっすりねむれました。
朝5時半に起床。テントを片付けて、カップ麺と食パンで朝食を摂ります。

8時には出発。

まずは行きたかった田原坂(たばるざか)に向かいます。キャンプ場から4〜5キロ位なので近いです。

田原坂は明治10年に西郷隆盛率いる薩摩軍と政府軍が激しく衝突した激戦地です。

どんな場所なのか見ておきたかった。

行ってみると、小高い丘を上る道という感じ。現在は舗装されてるけど、当時は土の狭い道だったんでしょうね。

福岡から熊本に大砲を運べる道がここ田原坂しか無く、争奪戦になったようです。結果は辛うじて政府軍の勝利で終わりました。

明治時代に建てられた石碑に、もし田原坂を破られて、南関(田原坂の北の町)に薩摩軍が侵入していたら、日本国の行く末が危うかった、というような事が記されています。

その南関町で、バイキングレストランを発見してしまいました。

思わず入ってしまいます。
野菜をいっぱい補給しよう!

…デザートをいっぱい補給してしまいました。アラッ… ;^_^A

南関町からみやま市に入り、暫く走ると、今日の収穫!『虎御前の墓』発見。

虎御前とは『曽我物語』に関係する女性です。

曽我物語は鎌倉時代の仇討ちの話しです。立て札書きによると、曽我兄弟という兄弟が幼くして父を殺され、成人してから見事父の仇を打つのですが、その後兄弟共々殺されてしまうという悲惨な物語です(昔、小学生の頃に本読んだけど忘れました…)

虎御前はお兄さんの恋人で、供養の為、全国行脚していましたが、その道中に、みやま市で病に倒れ亡くなったそうです。その墓が残っているという訳です。

そして、その近くには、可愛いお揃いの前掛けをされたお地蔵さんが佇んでおられる風景がなんとも言えず癒されました。

こういう史跡を見つける事が出来るのも、自転車ならではの旅です。

更に一走りして、キャンプ場に着きました。16時半です。

キャンプ場は、みやま市と筑後市の、ちょうど市境の川べりにありました。

素晴らしいキャンプ場です。

・管理棟が無く無料(だと思う)
・トイレがピカピカ
・温泉が目の前にある
・コンビニも目の前にある
・キャンプ場自体も綺麗、しかも静か、しかも、寂しくない場所

過去最高の野宿キャンプ場かも(^○^)

お風呂に入って、コンビニで明日の朝食を仕入れてからキャンプ場に戻り、日暮れの薄明かりの中、テントを設営しました。(写真取り忘れた…)

当初の計画では、ここから佐賀県を回って博多に入る予定でしたが、もう梅雨が目の前です。

今回の旅は予想を超えてトラブルが続出しました。

明日は予定を変更して博多の宿に入る事にしました。

宿の予約をします。ゲストハウスです。

こういう安い宿は福岡県では博多でしか知らないので、天気の様子を見ながら暫く連泊するつもりです。

天気が良ければ、九州最大の街を満喫しよう。博多は美人が多いという事で有名だし。(^○^)

今日の走行距離は、63kmでした。

2014. 5. 29 22:28

九州#69)23日目(3)田原坂

コンビニで休憩中。

さっきの田原坂の実際の坂はこんな感じ。

僕は(薩摩軍の進軍方向である)南から北に、三の坂→二の坂 → 一の坂、と下りました。

一の坂の登り口にあった「田原坂」の看板。
通常は(政府軍の進軍方向である)北から南へ、一の坂、二の坂、三の坂、と上っていくようですね。

2014. 5. 29 11:16

九州#66)22日目(2)熊本市街を抜けて

22日目 宇土市〜合志市 その2

国道3号線と57号線で一気に熊本市街へ。やはり国道は走りにくい。けど距離は稼げる。

まず『水前寺公園』へ。どこかの学校が修学旅行に来ていました。やっぱ熊本観光の定番なんかな。

次に『熊本城』を見学。
昨日のキャンプ失敗を教訓にする為、観光はそこそこにして、最終目的地を目指します。

途中、熊本山鹿サイクリング道を発見、そちらへ。キャンプ場の近くまで、随分快適に走れました。

16時半にはキャンプ場に到着できました。

ところが、キャンプ場を管理する公園事務所に行ってみると、キャンプ場は随分前に閉鎖され、炊事棟などの設備は廃却されてしまったとの事。

ただ、トイレや広場はそのまま残っているから、自己責任で野宿する分には問題無いんじゃない、と。

ありがたや。それで十分なんです、ということで、今日は早速明るい内からテント設営しちゃいました。

これからお風呂と夕食行って来るけど、誰もテント荒らしなんてしないだろうと思うし。

地元の人に何回も聞きながら、近場のお風呂屋さんを探します。中々見つからん…
最後の手段、交番で聞いてGO。

行って来ました。『味の屋台村温泉』という変わった温泉、200円。これが意外にいいお湯。

地元の人しか知らない、隠れた温泉て感じです。

横に食堂がくっ付いてて、安そうだったので入ってみました。馬丼450円とノンアルコールビールを頼みます。

これが、びっくりする位ボリューム満点で、しかも美味しい。
とても450円とは思えない贅沢さ。

お腹いっぱいになりました。

感動したので住所聞いてきました。

味の屋台村
〒861-1103 熊本県合志市野々島502-1

お勧めです!

お風呂と夕食を終えてテントに戻った時は20時前。まだ薄明るくて良かったぁと思っていたら、、、
雨がザーっ
降って来ました…
えー、ご勘弁を〜
と思ったら、程なく止みまして、被害は殆ど無し。

明るい内に出来る事を済ませて、テントの中へ。

今日は早く寝れるかな。

今日の移動距離は、54kmでした。

明日は福岡県みやま市でキャンプの予定です。

2014. 5. 28 21:05

九州#65)22日目(1)宇土市の朝

22日目 宇土市〜 その1

昨晩は久々のテント泊に失敗。

寒くないだろうとマットを敷かなかった所、地面からジンジン冷気が。

試行錯誤したけど、結局マットを敷き直すはめに。

眠りに付けたのは3時回ってから。

朝6時に起床。

3時間しか寝てない…orz

もう寝れないしとテントをたたみました。

朝食を取り、コーヒーを入れます。

8時半には出発出来そう。

今日は熊本市内観光をして、合志市のキャンプ場を目指します。

2014. 5. 28 7:45

九州#64)21日目(3)天国みたいな道

21日目 南阿蘇〜宇土市 その3

アップダウンを繰り返しながら、素朴な道を走ります。

今日の道、最高!!
湯布院や阿蘇みたいなダイナミックな景色は無いけど、適度なアップダウンがあり風情があるし、なんせ車が来ない!!。自転車にとって、これ程素晴らしい道は無いです。天国みたいな道やぁ〜!

途中、宮部鼎蔵(みやべ ていぞう)の生家跡を見つけました。なんか聞き覚えのある名前。幕末の志士で池田屋で新撰組と戦い自害した人のようです。へえー、これは良いもの見ました。こういう発見が、自転車で旅する楽しみの一つです。

徐々に人里に近づきつつも最高の道(車のあまり来ない道)が続きました。

国道に入ると流石に車が多くなります。出来るだけ安全に走ります。

17時半、キャンプ場に到着しました。今日は私一人だそうで「どこに張ってもいいよ」と言われます;^_^A。

受付を済ませて、キャンプ場を一回りし、テントを張る場所を何箇所か品定めしてから、受付で聞いた温泉まで2キロ程走ります。

温泉に食事するとこがあると聞いていたので、お風呂に入る前に食事にします。

一番安価な唐揚げ定食にしました。
熊本の唐揚げはパン粉を使っていると聞いていたので一度食べて見たかったのもありますし、メニューに『わらじ』と書いてあったのでボリュームもありそうだったし。
実際どーんと大きな唐揚げでした。満足満足。

しかし、そのあと、お風呂にゆっくり入り過ぎ、慌ててキャンプ場まで戻ることに。

キャンプ場到着、22時前…あわわ…

急いでテント設営し、寝る体制に入りました。

今日の走行距離は、78kmでした。

2014. 5. 28 0:45

九州#63)21日目(2)吉無田高原

21日目 南阿蘇〜宇土市 その2

やっとの思いで吉無田高原に来ました。一軒の喫茶店が目につきます。『ちゃいの店』と書いてあります。

もう何でもいいからお昼ご飯を食べたかったので、エスニック風の衣装の綺麗な店員さんに声を掛けられて迷わず入りました。

すると店内はインド風の不思議なお店。自然食を主体にしたメニュー構成です。

値段の手頃な『お昼ごはん』と書かれた看板メニューにします。

自転車の格好をしていると、たいへんね〜とか、何処から来られたの?とか聞かれて、すぐに仲良くなります。
喉がカラカラだったので、駆けつけ五杯も水をおかわりしたのもあるかもしれません。

色々会話が弾んで、このお店は母娘のお二人で運営されている事が解りました。先程のエスニック風の女性は娘さんでした。

お母さんの話しによると、吉無田高原の水が特に気に入って最近宮崎から移って来られたこと、以前からインド、ネパール、マレーシアなどの文化に造詣が深い事、などなど、興味深い話しが尽きませんでした。

食後にブルーベリーケーキとチャイ(インドの甘いミルクティーです)を戴きました。美味しかった(^○^)

お腹いっぱいになってお店を後にしました。

続く…

2014. 5. 28 0:34